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モンスターエナジー、bangを3億6200万ドルで買収

投稿日:2023年7月19日|最終更新日:2024年1月17日

モンスターエナジー、bangを3億6200万ドルで買収
モンスターエナジーによるbangエナジードリンクに対する訴訟の数々については以前のニュースでお伝えした通り。
⇒bang、賠償金の支払いが積み重なり破産申請を出す

その後2023年3月にbangの名物CEOであったJack Owocが解任され、7月3日にモンスターエナジーによるbangの資産のすべてを買収することが発表されました。

今後bangがどのようになっていくか、現時点では不明(2023年7月)

このニュースを書いている2023年7月現在、bangの今後の販売計画は不明

モンスターエナジーがbangエナジードリンクを販売し続けるか、bangエナジードリンクの販売終了となるのか・・・。現時点ではbangエナジードリンクが今後どのような展開をしていくかは不明です。
※2023年11月現在のアメリカでは前身のVPXによる製品が店頭に並んでいました。

モンスターエナジーとの戦いに敗れたことによるbangの流通減少

モンスターエナジーとの訴訟で敗れ、スーパークレアチン表記ができなくなったbangシリーズ。

2023年6月時点の調査によるとbangエナジードリンクの売上高は前年同月比で54%減と推測され、アメリカのエナジードリンクシェアを大きく取ってきた新興エナジードリンクブランドの凋落が見て取れます。

bang最期の動き

スーパークレアチン表記が出来ず、新しく製造するbangの流通が極端に減っています。2023年7月にアメリカに行ってみたところ、数十店舗まわって明らかにbangの在庫が店頭からなくなっていることが確認できました。前年同月比で54%減は消費者としても体感できるレベル。
モンスターエナジー、bangを3億6200万ドルで買収
※2023年春、西海岸の店頭にはスーパークレアチン表記のある古いデザインの在庫がダブついていて新デザインは見かけなかった。
※2023年夏、SNSで全米でbangの在庫が枯渇し始めたと感じる人の声多数。まとめ買いに走る人も。
※2023年秋、bangの売り場面積は半年前の春からさらに激減し、スーパークレアチン表記の新デザインに切り替わったものがわずかに並び始めていたが、これらも最後に製造された在庫と思われる

bang公式サイト

モンスターエナジー、bangを3億6200万ドルで買収
2023年7月現在、モンスターエナジーによる買収が完了するとbang公式サイトにはイメージ画像だけが表示され、製品ページはなくなり現時点で店頭購入できる商品の情報すら見れなくなっています。

モンスターエナジー、bangを3億6200万ドルで買収
2023年10月現在、bang公式サイトはトップページがこのような文字だけの表示となり、その配下にあった全てのページが非公開に。

bangのSNSも完全に過去がなくなった模様

モンスターエナジー、bangを3億6200万ドルで買収
個性的なプロモーション映像が多かった公式YouTubeも動画コンテンツはすべてなくなっています。ヘッダー画像はスーパークレアチン表記のないデザインの商品が並んでいます。エナジードリンクブランドの中ではかなりお金をかけて撮ったプロモーションビデオが多かっただけに残念です。
※2024年1ヶ月現在、コンテンツは復活せず

bangファンは複雑な心境

アメリカにはbangの熱烈なファンたちが存在します。彼らは今回の騒動をどう感じているのでしょうか。これは一部の声。

  • 普段モンスターは飲まないしファンでもありませんが、bangは今後も飲み続ける。モンスターがbangを変えてしまうなら話は別ですが
  • モンスターがエナジードリンクを独占しようとしている・・・
  • 味・中身・価格が同じであればどこが販売しようが関係ないと思いませんか?
  • とにかく今bangを買いだめしてるよ
  • これからの2年分のbangを買い占めた
  • これ以降(裁判以降)モンスターは買ってないし今後も買わない
  • モンスターやbang以外にもGHOSTBucked UpC4VENOMなど優れたエナジードリンクがありそちらを飲む
  • モンスターが買収しなければbangは終わっていた(破産レベルの賠償金のことを指していると思われる)
  • bangの評判が良いフレーバーをREIGNで発売するんじゃない?
  • REIGNとbangが共存できるでしょうか?だってREIGNはbangのコピーですから(bangがシェアを大きく伸ばした後にモンスター傘下のREIGNが発売された)
  • 買収によってbangがまた店頭に戻ってきてくれることを願う
  • レッドブルサイコー!(レッドブルは他ブランドを買収しないという皮肉)

高カフェイン配合のbangを毎日飲んではSNSに上げる、アメリカの熱狂的なファンを見ていると何だかほっこりしていたのですが、買収完了の話題が駆け巡るとファンたちの空気が変わったのを感じました。

エナジードリンクマニアの考察

bangならではの遊び心あるブランドカラーはなくなるのでは

個人的にはこれまでコカ・コーラで発売されてきたいくつかのエナジードリンクブランドがモンスターエナジー傘下になったことでこれまでの各ブランドの個性や勢いが失われてしまったように感じています。

bangが今後も継続的に販売されるとしてもこれまでのようなbangらしい新製品が出るかは微妙だと思っていて、同時に陽キャ全開でbangの世界観を表現した独特なSNSプロモーションも見れなくなるとしたら残念に思います。

bangの工場も手にしたモンスターエナジーの今後の動向

今回の買収によってbangが所有していたアリゾナの生産ライン(毎分3600缶製造)も手にするモンスターエナジー。今後ここで引き続きbangがこれまで通り製造されるかどうかは明らかになっていません。

買収後は即時bangブランドがモンスターエナジーグループの関連ブランドとして公開されているので、一応bang自体は残ることが確定したようですが減産される可能性が高そうです。

モンスターエナジーの社内ではVPXのbang製品情報が引き継がれていてその分は今後もモンスター配下のブランドとして製造されていくと思うので、どんなフレーバーやシリーズが継続販売されるのかはまた現地で確認していこうと思います。
※2023年11月現在、アメリカではまだモンスターエナジー配下のbangは見かけませんでした

2024年、モンスターエナジー製bang登場

モンスターエナジー、bangを3億6200万ドルで買収
スーパークレアチン表記を削除し何とか再起を図ろうとした最後のbangのデザイン。このデザインのまま2023年7月にモンスターエナジー内の管理がスタート。モンスターエナジー傘下に入ってもこのデザインで継続販売されると思っていましたが・・・。

そして2024年に公開されたデザインがこちら。
モンスターエナジー、bangを3億6200万ドルで買収
デザインは2世代前に戻ってポップな印象から落ち着いた印象になりました。フレーバーも2023年7月時点で引き継がれた12フレーバーから9フレーバーへ減らしての展開のようです。(今後増える可能性はあるかも)

今後4本パックや4フレーバー✕6本の24本入りバラエティーパックも発売予定です。成分的にはほぼ変わらず、カフェイン300mgも維持されて発売される予定です。

モンスターエナジーによる買収でbang元CEOのJack Owocが作り上げたマイアミらしいスタイルはどこまで引き継ぐのか、そもそも引き継ぐつもりはなく元コカコーラ傘下のブランドと同様の展開になってしまうのか、2024年以降も注目していきたいです。

ちなみにBnagのCEOでもありタレント広報のように活動していた彼はbang買収直後に表舞台から姿を消し、同時期に父親も亡くなってしまったようで彼の人生はどうなるのかと思っていました。しかし現在は新しい子供も生まれ楽しそうな笑顔を別のアカウントで見ることができるのでちょっと安心していて、新しいアイデアが生まれたらまた別のエナジードリンクブランドを立ち上げて快進撃を見せてくれると嬉しいなと思っています。

著者について著者:エナジー・ドリン君

2001年頃、在米時にダンスシーンを通じてエナジードリンクに出会い感動。 帰国後日本ではネタ飲料扱いだったエナジードリンクの本当の魅力を伝えるために2013年総合サイトを開設。 エナジードリンクマニアとして改めてエナジードリンクを真剣に飲み始め、各国で狩りをして飲み集めたコレクションは世界7,000種類以上。 メディア取材を受ける評論家や専門家としても活動中。