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ENERZ MANGO PASSION FRUIT

投稿日:2025年6月17日|最終更新日:2025年8月11日

ENERZ MANGO PASSION FRUIT
2024年にベトナムで発売された、ベトナムでは珍しい低糖質タイプのエナジードリンク「ENERZ」のマンゴー&パッションフルーツフレーバーです。

ベトナムのエナジードリンクは、世界でもトップクラスの砂糖含有量を誇ることは、エナジードリンクマニアのレビューを読んでいる方にはお馴染みだと思います。今回のENERZは、そうした従来のベトナム製品とは異なり、Z世代を意識した北米スタイルの低糖質を特徴としています。


とは言え砂糖たっぷりの甘さこそが魅力でもあるベトナム市場での発売ということを考えると、あえてゼロシュガーにはせず、「低糖質」にとどめたのだろうと推測します。では、この後は味や砂糖の量なども含めて、詳しくレビューしていきます。

ENERZ MANGO PASSION FRUITの基本情報

メーカーMasan Group
製造国ベトナム
価格(購入時)17000 VND
バナナパッションフルーツマンゴー
総合評価★★★★☆

著者について著者:エナジー・ドリン君

2001年頃、在米時にダンスシーンを通じてエナジードリンクに出会い感動。 帰国後日本ではネタ飲料扱いだったエナジードリンクの本当の魅力を伝えるために2013年総合サイトを開設。 エナジードリンクマニアとして改めてエナジードリンクを真剣に飲み始め、各国で狩りをして飲み集めたコレクションは世界8,000種類以上。 メディア取材を受ける評論家や専門家としても活動中。

ENERZ MANGO PASSION FRUITの味

開栓すると、パッションフルーツのみずみずしく甘酸っぱい香りがふわっと広がり、グラスに注ぐとマンゴーの甘く芳醇な香りが漂います。香りは非常によく仕上がっており、従来の東南アジアのエナジードリンクに多かったシロップ原液のような香りではなく、欧米型のフレーバーを予感させます。では飲んでみましょう。
ENERZ MANGO PASSION FRUITの味
口に含むと甘酸っぱいマンゴー、オレンジ、パパイヤの味わいに、後味には柔らかな甘味とねっとりとしたコクのあるバナナのような味わいが感じられるトロピカルフルーツフレーバーです。

日本で発売された「ZONe 朝食エナジー」に近い味わいで、他には王道のトロピカルフルーツフレーバーであるモンスターエナジーマンゴーロコなどが好きな方にもぴったりの味。

何よりも、これまで東南アジアで発売されてきた大量の砂糖とやや人工的な香料によるフルーツシロップ原液のような大雑把な味ではなく、それぞれのフルーツの特徴が香りと味から感じることができます。

この完成度の高いフレーバーを外資大手ブランドの半額程度で飲めるならENERZ MANGO PASSION FRUITを買う人は少なくないのではと感じます。

ENERZ MANGO PASSION FRUITのエナジー成分

ENERZ MANGO PASSION FRUITのエナジー成分
カフェイン96mg、タウリン1280mg、コリン64mg配合。

リンゴ果汁1%が含まれています。

ENERZは「砂糖70%OFFの低糖質」を大きく打ち出しています。しかし実際には約25gもの糖質が含まれており、比較対象が何であれ、一般的なフルシュガーのエナジードリンクの糖質量を踏まえると、「70%削減」という表現はやや誇張に感じます。320ml缶で糖質25gとなれば、普通のフルシュガー製品に近い量であり、正直「低糖質」とは言い難いでしょう。

とはいえ、東南アジアのエナジードリンクにはENERZ MELONの約3倍の糖質が含まれているケースも多く、その中では比較的糖質控えめな部類に入ります。

ENERZ MANGO PASSION FRUITのデザイン

ENERZ MANGO PASSION FRUITのデザイン
明るい空に火山が噴火するイラストが描かれた、ややチープな雰囲気のカラフルなデザインです。大きく書かれた「Z」はZ世代を意識したデザインとのこと。

イラストとともにベトナム語で「マンゴー・パッションフルーツ」が記載されていて、フレーバーイメージが明確です。購入前からどんな味かをイメージしやすくて良いですね。
ENERZ MANGO PASSION FRUITのデザイン
エナジードリンクにはフレーバー名がわかりにくい商品も少なくありません。新商品を発売する際は、昔の慣習にとらわれず、アメリカのCELSIUSのように消費者フレンドリーにしたほうがメーカーも消費者もどちらにもメリットは大きいでしょう。

ENERZ MANGO PASSION FRUITのデザイン
裏面には成分情報がアイコンつきで記載されています。

2種類同時に発売されたメロンフレーバーと並べてみました。
ENERZ MANGO PASSION FRUITのデザイン
どちらもビビッドな色の組み合わせで目立ちますよね。火山やロゴのフォントはややチープな印象ですが、フレーバーイメージの配置やイラストの雰囲気は統一されていることもあり、シリーズ化して4~5種類が店頭に並んだら選ぶのが楽しくなりそうです。

ベトナムの店頭では、東南アジア定番の赤と黄色のエナジードリンク、レッドブルの金、カラバオの緑などシンプルなものが多いです。
ENERZ MANGO PASSION FRUITのデザイン
ENERZは従来の東南アジアのエナジードリンクとは少し違う雰囲気があるので店頭でよく目立っていました。大量の砂糖が好まれるベトナムで砂糖が少ないエナジードリンクが今後も増えていくのか、楽しみですね。

エナジー・ドリン君の独自評価

フレーバー
香り
重さ
爽やかさ
モグモグ感

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