【レビュー】CHILL OUT ストレス&疲労感ケア


2025年5月26日にリニューアル発売された「CHILL OUT ストレス&疲労感ケア」のレビューです。
「エナジードリンクの真逆の商品」のように取り上げられることが多いリラクゼーションドリンクのトップブランドです。リラクゼーションドリンクといえば日本ではチルアウトが独走状態ですよね。
今回機能性表示食品としてリニューアルしたタイミングで新しいチルアウトをご提供いただきました。実はこれまでチルアウトを飲んだことがなかったのでこれが初めてのチルアウトになります。
著者:エナジー・ドリン君
2001年頃、在米時にダンスシーンを通じてエナジードリンクに出会い感動。 帰国後日本ではネタ飲料扱いだったエナジードリンクの本当の魅力を伝えるために2013年総合サイトを開設。 エナジードリンクマニアとして改めてエナジードリンクを真剣に飲み始め、各国で狩りをして飲み集めたコレクションは世界7,000種類以上。 メディア取材を受ける評論家や専門家としても活動中。
CHILL OUT ストレス&疲労感ケアの味
開栓すると爽やかな柑橘系フルーツの香りが吹き出します。中身はクリアな無色透明でした。
口に含むと軽やかなオレンジ、グレープフルーツなどの柑橘系の味わいにマカカットや芳香剤のような風味が包み込みます。
舌触り軽やかで口に残らないサラサラした口当たりが特徴的。
標準的な配合量の糖分が含まれていますがそうは感じない印象で、初めて飲んだ感想は「こんなに軽くてクリアな味なんだ」でした。
マスカット風味に僅かに芳香剤っぽい香りを感じるところがやや気になるところですが、全体的に派手な味付け、香り付けではなく、総じてナチュラルな味わい。
この味と絶妙な250mlの量は静かで穏やかな時間を過ごしたいときにはぴったりです。リラクゼーション成分抜きにしてチルアウトの味が好きでリピートしている人は少なくないんじゃないかと感じました。
CHILL OUT ストレス&疲労感ケアの成分
リラックス成分としてGABAを28mg配合。GABAにはストレスや疲労感を軽減する役割があります。その他にヘンプシードエキスやテアニンなどリラックス成分が含まれています。
気になったのは糖分が含まれている点です。フレーバーはすごく良くて1日の終りに飲みたいな、と思うのですが砂糖入りだとちょっと飲むのに躊躇するかなぁ。
CHILL OUT ストレス&疲労感ケアのデザイン
薄っすらと青みがかったライトグレーにチルアウトのブランドカラーが映えるブランドイメージはこれまでと同じ。
今回のリニューアルでチルアウトはGABAを機能性関与成分として含む「機能性表示食品」になったこともあって、缶正面には効果や成分に関する文字がかなり多くなった印象です。
ほかにもブランド名の下にカタカナの「チルアウト」を併記したり新商品名の「ストレス&疲労感ケア」が入るなど、一般大衆向けに商品コンセプトがわかりやすくなりました。
逆にチルアウト発売当初の「多くは語らずわかる人だけがわかるクールなイメージ」はやや薄れたのでは?とも感じます。
缶正面にはフレーバーイメージのオレンジとマスカットの柔らかな雰囲気のイラストが入っています。
このフレーバーイメージの演出はリニューアル前のデザインにも採用されていました。
発売当初は「リラクゼーションドリンクと言っても何味かわからない未知の飲み物」のようなイメージがあったと思います。どんな味かわからない飲食物はブランドイメージの演出には一定の効果をもたらすと考えられます。とはいえその手法だけで商品の売上拡大を図るには限界があるのではないでしょうか。実際にフレーバーを明確に打ち出したことで新たな層への訴求が進み、何かしらの結果が出たのではと推測します。
また今回のリニューアルで注目すべきポイントのひとつが機能性表示食品としての展開です。この変更によって得られる「商品の付加価値向上」に関する効果の記載は、良くも悪くもブランドイメージに大きな影響を与えると考えています。特にCHILL OUTのようにファッション的な要素を強く持つブランドにおいては、効果・効能の明記やわかりやすい日本語表現が今後のブランドイメージにどのような影響を及ぼすのか、非常に興味深いところです。