2018年、日本のエナジードリンク市場規模は鈍化?倍増?

投稿日:2018年12月14日|最終更新日:2019年7月11日

日本のエナジードリンク市場規模は鈍化?倍増?
2014年のエナジードリンクブームの頃、便乗商品連発で異常な盛り上がりを見せた日本のエナジードリンク市場。

あれから4年、2018年は何度もエナジードリンク市場についてのニュース記事がでていたのでこちらに残しておこうと思います。

エナジードリンク市場規模400億円!が話題に

2013年7月25日(スターバックスリフレッシャーズが発売された頃)の富士経済グループFK通信によると、

2011年には100億円を突破し2012年はコカ・コーラシステムから「バーン」、アサヒ飲料から「モンスターエナジー」が投入され2012年の市場は前年比2.2倍

引用:猛暑を乗り切る栄養源?!エナジードリンク、高級アイスクリームなど

と書かれており、富士経済予測として2013年に市場規模400億円、2014年には500億円に迫るのではないか、と書かれていました。あれだけ大量に便乗商品が出てくればどんどん伸びるのではと思われそうですが実際レッドブルとモンスター以外は売れずに捨て値商品が溢れかえっていたのが現実で、2018年現在も相変わらずレッドブルとモンスターの2強。

2018年に出てきた市場規模情報はどれを見れば・・・

【2018年5月】とある調査ではエナジードリンク市場は鈍化

2018年5月のJ-marketingによると、

エナジードリンク市場は、2007年からの10年でおよそ34倍に拡大したものの、近年はその成長は鈍化しているとみられる。国内ではこの4月にサントリーが「マウンテンデュー キックスタート」を自動販売機限定で発売するなど、新規参入の動きもみられる。上位ブランドの強い市場で、新たなユーザーを獲得し、市場拡大につながるかが注目される。

引用:エナジードリンク(2018年5月版)

とのことです。ここの調査によると2018年のエナジードリンク市場の拡大は鈍化しているとのこと。

新商品が1年後に消えるのは日本のエナジードリンク界では当然のことではありますが、キックスタートは発売から半年で終了となりまして、日本のエナジードリンク史の中でも恐らく最も早い撤退となり驚きしかありませんでした。

2014年のエナジードリンクブームの頃もそうでしたが、新商品が一定のシェアを確保し市場拡大している印象はほとんどなく、レッドブルとモンスターの売上がグングン伸びているだけにしか思えませんでしたが、どうなんでしょう?あの頃の商品で引き残ってるのはどれだけあるか・・・(;´∀`)

【2018年5月】別の調査では前年から市場規模が倍増・・・え!?

2018年5月7日朝日新聞記載の調査会社インテージによれば、

2017年度の栄養ドリンクの市場規模は、ドリンク剤が1723億円で07年より2割減ったものの、エナジードリンクは814億円で倍増した。

引用:栄養ドリンク、海外参入で市場も元気 疲れたらこの1本

ば、倍増!?814億円!?いつの間にそんなに大きくなったのw
かなり驚きの数字なのですが・・・。同じ5月の別の調査会社では鈍化していると書いてあるのに前年から倍増・・・。

どちらが正しいのでしょうか!?

【2018年12月】健康産業新聞では市場規模は400億円にも満たない?

2018年12月14日の健康産業新聞によると、

国産ブランドの台頭も著しく、シェア争いも激化している。その過熱ぶりは、様々な企業の市場参入にみてとれる。マツモトキヨシ、ファイテン、ドンキホーテ、南アルプスPEAKERビターエナジーリアルゴールドロケットスタートなどがある。アンテリオ・コンシューマーヘルスケア事業部の石田卓也氏によれば、「ドリンク剤市場は2008年の1,147億円から昨年905億円と減少する一方で、エナジードリンクは2008年30億円から昨年394億円と急伸している」という。

引用:【特集】エナジー素材―エナジードリンク急伸、市場規模400億円に迫る勢い

400億未満!?栄養ドリンクもインテージの1700億より600億くらい少ない数字。

前年から倍増した800億円を超えた市場規模(朝日新聞記載の調査会社インテージ)なのか、いやいや鈍化しててるよ(J-marketing)なのか、急拡大で400億だよ!(健康産業新聞のアンテリオ)なのか、どの市場調査が現実に近いのかまったくわからなくなりましたΣ(´∀`;)

シェア争いは特に激化していないと思うので、もしかすると2013年2014年頃の情報を元に2018年の新商品名を着けて書かれたのかもしれませんが・・・。国産の台頭でシェア争いか!?みたいな予想は当時よくありましたからね。現実は1年後にほとんどが処分され撤退でしたが。

新商品が出てもレッドブルとモンスターの2強には変化なし?

日本のエナジードリンク市場規模は鈍化?倍増?
エナジードリンクブームの2014年には超大手メーカーでさえブランド構築すらせず1年で在庫処分セール行きを繰り返していました。

長く親しまれるブランド化や買う動機付けの訴求が不明瞭な後発商品(しかも普通のジュースよりも高い・・・)が、完璧なブランド構築と人気を確立している2強のシェアを奪い取ることは難しいでしょう。

日本のエナジードリンクの市場規模が400億なのか800億なのかはチグハグな情報ばかりでわかりませんが、エナジードリンクの国内シェア拡大はレッドブルとモンスターを買う人が少しずつ増えていくことと同義なのではないかとさえ思えます。

ちなみに・・・。エナジードリンクの国内市場規模はこのような感じでしたが、最近の市場規模を調べてみるとビールは約2.3兆円、日本酒は4400億円、茶系飲料は約4400億円、アイスは約5000億円とのこと。

この記事を書いた人:エナジー・ドリン君

アメリカに住んでいた2002年頃エナジードリンクと出会いました。日本でエナジードリンクの立ち位置がキモネタ系だったことに疑問を感じ、2013年サイト立ち上げ。 サイト立ち上げによりエナジードリンクマニアとして改めてエナジードリンクを集め始めコレクションは世界各国から3,000種類以上、レビューは随時サイトにアップしています。 現在は日本在住、エナジードリンクを求め毎年海外へ飛び回るエナジードリンクトラベラーでもあります。
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