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世界各国へ行き集めたコレクション

キックスタートエナジードリンク グレープ

投稿日:2018年4月14日|最終更新日:2021年12月 8日

キックスタート エナジードリンク グレープ
2018年4月に日本で遂に発売となったキックスタートはグレープフレーバー。デザインは日本仕様となり、味も日本人向けに開発されたのだとか。サントリーの自動販売機限定で発売となっています。

『アメリカで人気沸騰!』『日本上陸!』と宣伝していますが実際アメリカでは普通程度、というか数あるエナジードリンクの中のひとつのブランドという位置づけです。2017年にはオーストラリアにも進出、翌年に日本上陸となったわけです。

キックスタートエナジードリンク グレープの基本情報

メーカーサントリー
製造国日本
価格(購入時)170
グレープ
総合評価★★☆☆☆

著者について著者:エナジー・ドリン君

2001年頃、在米時にダンスシーンを通じてエナジードリンクに出会い感動。 帰国後日本ではネタ飲料扱いだったエナジードリンクの本当の魅力を伝えるために2013年総合サイトを開設。 エナジードリンクマニアとして改めてエナジードリンクを真剣に飲み始め、各国で狩りをして飲み集めたコレクションは世界7,000種類以上。 メディア取材を受ける評論家や専門家としても活動中。

ライトで癖のないグレープフレーバー

開けた瞬間、炭酸の勢いとともに吹き出す香りはグレープ味のガムのような甘い香り。人工的なグレープの香りで、リアルな果実感のある濃厚グレープではありませんでした。

キックスタート エナジードリンク グレープ
グラスに注ぐとやや赤みのある濁ったパープルで、思ったほど炭酸は強くなさそう。

さっそく飲んでみると、あっさりとした甘さのグレープに酸味を削ぎ落としたベリー系の甘味、そして人工甘味料独特の甘さが加わって意外とライトな味わいです。缶デザインのダークなイメージとは違いますねw

甘さは濃厚グレープ系ではなくあっさりとしてかなり爽やか。後味もほとんど残らず、グレープの香りが余韻としてかすかに感じる程度で350mlだと一気飲みしてしまいそうです。

逆にエナジードリンクによくある濃厚グレープフレーバーを期待していると、パンチもなく香りも弱めなので拍子抜けするでしょう。色々なフレーバーのエナジードリンクを飲んでいる人たちには賛否ありそうですw

グビグビ一気飲みに適した味わい

個人的にキックスタートのグレープは味自体をまったり楽しむようようには作られていないんじゃないかなと。「真夏に汗をかきまくって喉カラカラ、今すぐ水分補給したい!」というときに一気に飲み干すシーンで花開く味です。早く出てこいと自販機のボタンを高速連打するくらい喉乾いてるときに飲むと最高に美味いはずですw

そんなときって、美味いとか感じるより先に喉を潤したいんですけど、ゴクゴク飲んで息継ぎの瞬間、グレープの香りと後味が爽やかだとやけに美味く感じるんですよね・・・。これが濃厚グレープとか果実感がリアルなフレーバーだとちょっとキツイ・・・。系統で言えば味や香りの差はありますがモンスターのウルトラバイオレットとかその辺と同じようなラインだと思います。

キックスタート グレープのエナジー成分

カフェイン67mg配合。その他エナジー成分は特に入っていません。これはアメリカもオーストラリアのキックスタートも同じなので特別日本のキックスタートがショボいとかそういうわけではありません。この辺はどの国で展開してもシンプルで販売しやすそうな感じですね。

キックスタート エナジードリンク グレープ
果汁は10%以下ということで内容はベジタブルジュース、エルダーベリージュースとのこと。10%の割に濃厚な味わいはないので無果汁でも良いようにも感じます(^_^;)

人工甘味料の割合が多いのかカロリーも炭水化物もやや控えめで、あっさりした味も成分通りな感じですね。最近のアメリカ、オーストラリアのキックスタートの傾向をそのままに日本展開した感じでしょうか。

キックスタート グレープのデザイン

日本のキックスタートはデザインが本家のキックスタートと若干違うので発売前から残念だという声もありましたし、ドリン君もここは海外と同じデザインのほうがかっこいいなと思っていました。

キックスタート エナジードリンク グレープ
ここで一緒に並べているのはオーストラリアの355mlサイズのキックスタートシリーズです。本家アメリカと同じデザインで、355mlのスリムなのに存在感のある絶妙なサイズが美しいです(*´ェ`*)

キックスタート エナジードリンク グレープ
日本のキックスタートグレープは缶のデザインも違いますが表面のマット加工が特徴です。このマット加工はキラキラしたパープルとの組み合わせで良い感じ。自販機の中で他のジュースとはちょっと違う雰囲気を感じられそうです。

しかし缶のフォルムがずんぐりむっくりとした350mlサイズなのは違和感を感じる部分かも。これを355mlのスリムサイズにするだけで印象がガラッと変わったはずです。エナジードリンク好きの人たちの間ではやはり缶のサイズ、形状がとても残念という意見が多く、次があるなら缶自体のフォルムをリニューアルして出してほしいくらいです(^_^;)

特に「アメリカで人気沸騰、日本初上陸」と宣伝しているので、日本にいながら海外感を楽しめるような海外仕様で展開するとそれっぽくなるんじゃないでしょうか。レッドブルもモンスターもオリジナルのサイズで出してくる辺りがファン(海外のエナジードリンク好きな人くらいですがw)の心を掴んでいるんじゃないかと今回のキックスタート日本発売で改めて感じました。

キックスタート エナジードリンク グレープ
これから第二弾、第三段と出てくるとしたら、アメリカ商品のブランド力を使えるんだからさらにアメリカに偏りまくった商品を期待したいですね(●´ω`●)

日本のグレープとアメリカのミッドナイトグレープの飲み比べ

日本のキックスタートはアメリカで同じグレープフレーバーである『ミッドナイトグレープ』がありながら、独自路線で日本仕様のグレープフレーバーを発売しました。それぞれどのような味の差があるのか、わざわざ日本独自のグレープフレーバーにした理由は感じられるのか、ということを検証するために飲み比べてみました。

キックスタート エナジードリンク比較
まず色。全然違いますね。こうして並べるとどちらも美味しそう。右側のアメリカ・ミッドナイトグレープのほうが高級感はありますが、左の日本のほうは果実を絞ったような濁りも感じられ、並べると両方の良い部分がよくわかります。

キックスタート エナジードリンク比較
濁り具合はこんな感じ。日本のキックスタートのほうが明るい色にもかかわらず濁りがあって向こう側は見えません。

日・米キックスタートエナジードリンクの味

では味の違いを飲み比べていきましょう。まずミッドナイトグレープは香りがやや人工的で果実感はほとんど感じられません。酸味はほぼなく甘味もおとなしめ。味というよりも香りでグレープフレーバーを演出しています。

一方日本のキックスタートグレープはグレープ味のお菓子やガムのような香りで、こちらもリアルな果実の香りとは程遠い感じ。酸味も旨味もどちらも突出したものはありません。どちらもチープな炭酸グレープジュースの雰囲気といったところでしょうか。

キックスタート エナジードリンク比較
どちらもインパクトは弱いですが、あえて味のメリハリがあるとすれば日本のキックスタートグレープのほう。果汁は日本が10%程度、アメリカは5%ですが、はっきり言ってこの差は感じられませんでした(^_^;)

比較してどちらが美味しいとか優劣をつけられる感じではなく、両方共良い意味でキックスタートらしいアメリカンソーダ的なフレーバーに仕上がっていると思います。だからキックスタートを評価する際は基本的に果実感や高級感、複雑な味わいなどはまったく考慮しないほうが良いんです。こんな感じのシリーズなので。

今回飲みくらいべて改めてふたつのグレープフレーバーを飲んでみると、日本のキックスタートグレープは日本人が子供の頃から親しんでいるガムやグミなどのグレープフレーバーをそのまま飲み物にした感じで、飲み慣れた味で出してきたことがよくわかります。これが『アメリカで大人気!日本上陸!』というキャッチコピーで売り出す意味のあるフレーバーかどうかはかなり微妙ですけどね。

日米キックスタートのデザイン比較

キックスタート エナジードリンク比較
缶デザインについては好みが分かれそうです。サラサラマットな日本版キックスタートもなかなか良い味出してますし、ミッドナイトグレープのパープルからブラックへグラデーションする美しさは妖美で引き込まれます(●´ω`●)

ドリン君はやっぱり本家のデザインが好きかなぁ。フレーバーカラーからブラックに落ちていくようにグラーデーションする美しさに惚れますw

自販機から少しずつ姿を消すところもあるようですが、これ1回限りの日本上陸で終わるのは勿体無いです。エナジードリンクはシリーズ化してこそだと思うので頑張って欲しいですね(u_u*)

エナジー・ドリン君の独自評価

フレーバー
香り
重さ
爽やかさ
モグモグ感

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