All City ENERGY DRINK

劣化が進んだ渋いフルーツ系ティーフレーバー

開けた瞬間、劣化した果汁の香りが濃厚に漂います。果汁配合のものは数年間の劣化後、どれも同じ杏のような甘酸っぱい香りと味に変化するのが特徴です。今回のAll Cityも同じ香り。

色は濁りのある赤茶色ですが、元々はもう少し明るめの色だったと想像します。現在のこの色は恐らく劣化が進み色が濃く、濁りも強くなっているはず。

この色が色だけに、そして果汁劣化独特の杏の濃厚な香りも相まって飲むのに躊躇していますが、ここは頑張って飲んでみましょう・・・。

恐る恐る飲んでみると、摩り下ろしたりんごを濃縮し甘酸っぱくしたフルーティーな味わい。さらに紅茶系の苦味と渋味が強くなった無炭酸フルーツティーフレーバーです。劣化により酸味と苦味が強くなったのだと思われます。10年以上経過している現時点では苦味と渋味が強すぎて、味のバランスはかなり悪いですね(ヽ´ω`)

配合成分に5%果汁としてザクロとりんごが使われていますが、今となってはフルーティーな味わいがどんなだったかは想像できません・・・。

他社の果汁系エナジードリンクと違うところ

モンスターエナジーなどの果汁系エナジードリンクが10年ほど経過すると、どんなフレーバーでも今回のAll Cityと同様に杏のような香りと味わいに変化していきます。ここまではAll Cityも似ていますが、違うところはフレッシュな紅茶の風味や爽やかさが残っていたところです。10年前の飲み物でも鼻と喉を抜けるティー系独特の爽やかさを感じられるとは思いませんでした(^_^;)

恐らく果汁配合のモンスターリハブシリーズも10年経つとほとんど似たような香りと味に変化するのでは？と思います。ラズベリーとかロホなんかはこんな感じになるかな、と。無意味に未開封保存するのはお薦めしませんが、試しに5年くらい放置して飲んでみると面白いかもしれませんねｗ

All Cityのエナジー成分

驚異のカフェイン300mg配合！その他はタウリン2000mg、高麗人参200mg、ガラナ200mg、グルクロノラクトン200mg、ミルクシスル70mgなどなど。エナジーブレンドとしては他社メジャーブランドを圧倒しています。これだから昔のエナジードリンクは面白いですね(*´艸｀*)

果汁5%はざくろとりんごで構成されています。フルーツ果汁以外にオレンジブロッサムハニー(はちみつ)もアクセントとして入れているようです。これがトロみを演出しているのか劣化によるトロみ形成(ヽ´ω`)なのか定かではありませんが、これに関してはあまりにも古いものなので味も口当たりも舌触りもすべてで特徴を掴むことはできませんでした、残念(-_-;)

デザイン性の高さは世界的にもトップクラス

ニューヨーク(AriZonaビバレッジ本社所在地)のグラフィティをモチーフにAll CityとAriZonaをデザインしたのがこれらです。このデザインを見ただけで「いつか飲んでみたい！」とずっと思っていたエナジードリンクのひとつであり、しかし手に入れるのは絶望的だと思っていました。以前質問で飲んでみたいエナジードリンクはありますか？と聞かれたときに答えたもののひとつがこれです。発売から10年という劣化を避けようがない今、ついに飲むことができました・・・(；´∀｀)

これはエナジードリンクの旅でサンフランシスコへ行った際に受け取れたもののひとつ。中身が漏れることなく状態の良いまま手に入るなんて思いませんでした。実は5年くらい探し続けていました(●´ω｀●)

短命だったAll City

All Cityエナジードリンクは1つのフレーバーで3種類のデザインが発売されました。もっと色々な種類を出せたんじゃないかと思う半面、アイスティー系飲料なら安い本家AriZonaアイスティーでいいじゃないか、と思われてしまったのもあったと思います。これは本当に残念ですね。

最近では1ドル前後で買えるAll Cityを踏襲したようなエナジードリンクも出ていましたが現在はデッドストックのみの流通になってしまったようです。ここ最近アメリカに行った限りではもうほとんど見かけなくなっていました。新商品が穴埋めしてくれると良いのですが。ちなみにアリゾナのエナジードリンクシリーズは一定のシェアを確保できているようなので完全撤退することはなさそうです(ｕ_ｕ*)

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All City ENERGY DRINKの味・成分の5段階評価
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