ライジン 大正製薬版

ライジンジャパンから発売されていたRAIZINが親会社の大正製薬からのリニューアル販売されたのがこの250mlのRAIZINです。
ライジンといえば強烈な生姜の辛さが特徴のエナジードリンクです。以前はミニ缶だったものの飲み干すのは大変でした。今回は250mlもあるので全部飲めるかちょっと不安です・・・。
ライジン 大正製薬版の基本情報
| メーカー | 大正製薬 |
|---|---|
| 製造国 | 日本 |
| 価格(購入時) | 190 JPY |
| 味 | 香辛料系 |
| 総合評価 | ★☆☆☆☆ |
著者:エナジー・ドリン君
2001年頃、在米時にダンスシーンを通じてエナジードリンクに出会い感動。 帰国後日本ではネタ飲料扱いだったエナジードリンクの本当の魅力を伝えるために2013年総合サイトを開設。 エナジードリンクマニアとして改めてエナジードリンクを真剣に飲み始め、各国で狩りをして飲み集めたコレクションは世界8,000種類以上。 メディア取材を受ける評論家や専門家としても活動中。
ライジン 大正製薬版の味
開けるとライジン独自の生姜のピリッとした香りが吹き出します。
中身の色は以前とはまったく違う落ち着いた琥珀色。

さて、まずはグラスに近づいて香りを確認。その瞬間生姜の刺激が一気に鼻の粘膜を攻撃しくしゃみが止まらないという事態に。炭酸が強めなので水面で気泡が弾けて香りが凶器化しているような気がしますw
飲んでみると、ベースとなるのは辛さではなく甘さでした( ゚д゚)ハッ!
すごく甘い飴や濃厚な果実酒(果実の味はしませんが)のようなとろみのある舌触りで、甘さは相当強いと思います。
そこに後から生姜のピリピリ感が加わり、一気に辛さが広がります。
ゴクゴク飲んでいくと喉にずっと生姜の辛さが残るので香辛料系が苦手な人はキツイと思います(^_^;)
ライジン 大正製薬版のデザイン

個人的には以前のデザインよりも良いかなと思います。以前と同じように、カミナリのような形の斜めのラインが入っていることは同じですが、左右で表面加工が違います。左側が梨肌状になった艶なし、右側はキレイに反射する艶あり。どちらもシルバーでクールです。
正面右には『鷲のマークライジン版』のようなイラストが描かれています。
これ、一部分だけ見ればいいんですが、全体をよく眺めてみるとちょっと安っぽい印象を感じて少し残念な気がします。個人的にはイラストはナシでよかったかなと。製品説明も黒文字英語でパッと見スッキリしていてとても良いのに。
ある程度の模様や柄を入れて、あとは文字デザインをキレイにまとめるだけで相当クールな缶に仕上がったと思います。ロックスターの最近のデザインを見るとけっこうそこら辺がしっかりしている気がします。
ライジンのエナジー成分
カフェインは表記がありませんが36mg、そのほかは目立つものはなく生姜抽出物と香辛料抽出物がダブルで入っています。甘さで緩和されているものの、やっぱり辛いです(´・ω・`)
糖分は一般的なエナジードリンクと同じくらいの量、スクラロースも一緒に入っています。甘さは以前よりもしっかりして強くなっているのはこのためかもしれません。

強炭酸と書かれていますが、甘さととろみが強くなったためかそこまで強烈という感じはせず調度良いくらいでした。
ただ辛いライジンではなくなった?
ではどれほど味が変わったのか?
ライジンジャパンの旧ライジンと大正製薬の新ライジンを飲み比べてみました。
左が旧ライジンジャパン製ライジン、右が今回の大正製薬製ライジンです。

色の違い
まず色がまったく違います。古い方は黄色いビタミン系飲料のような色、新しい方はモンエナなどのような琥珀色です。並べるとこんなにも鮮明に違うんですね。古い方は見た目が安っぽい、とりあえずこんな感じの色だよね、で作ったような黄色という印象。
味の違い
古いライジンはただ辛いだけの強烈ジンジャー飲料。甘さはほとんどなく、味わうものではないですね。ただただ辛いだけ。液体自体もサラッと流れ込んでくるから喉が痛いw
一方新しいライジンは強い甘さと辛さのバランスが良いので辛さによる痛みがダイレクトに来ないように感じます。キンキンに冷やしてあげるとこの甘さと重さはちょうど良くゴクゴク飲めるレベルになり、辛さもちょうどよいバランスに。
新しいライジンの進化
辛さを主軸にせずしっかり味わえるように甘さやとろみをジンジャーの辛さに合わせることで優しくなっています。だからと言ってライジン独特の刺激が減ったか、劣化したか、というとそうは感じませんし、実際辛いし痛いw
同時に飲み比べて甘さの違いはありますが、刺激は同じくらいのレベルだと感じました。
今回変わった『甘さととろみ』がライジンの美味しさを高めるひとつの要因になっていると思います。
ドリン君が飲みやすくなっているので普通の人だともっと受け入れやすくなっているかもしれません。
なぜライジンは大正製薬製品になったのか
以前はエナジードリンク専門メーカーのような『ライジンジャパン』ブランドで登場しましたが、結局大正製薬になってしまいました。そもそも別会社にする必要はなかったかもしれないですね。別会社でやるならイベント主催、協賛などで名前があらゆるところに出て行けばブランディングという意味では良かったかもしれませんが、ただの販売会社って感じでしたから。

逆に言えば大正製薬という大大大企業から出ていたほうが安心感もあるし、逆に日本人的に言うと『効く』感がすごく増すんじゃないかと思います。
またリゲインがエナジードリンクには似ても似つかないそのままの名前でエナジードリンクを発売して話題になったこともありますし、そんな流れがあるなら元の企業名を出したほうが良いと判断したとか?この辺は完全に推測ですがw
エナジードリンクらしい商品にシフトした?

今回の新しいライジンがリゲインと違うところは、リーマン系や働く人を元気にするようなCMを打っていた過去のライジンとは決別して、新しくエナジードリンクらしいエネルギッシュでクールなイメージにシフトチェンジしたように思われる点ですね。
これは缶デザインや缶サイズ、商品サイトデザイン、CM起用に亀梨和也(これが妥当かの判断は分かれるところですが)、という部分が以前とは全く違います。『エナジードリンクは栄養ドリンクの延長や派生じゃないよ』という声が伝わったのかもしれないですね。
まず今後の動きを見て行きましょうヽ(=´▽`=)ノ
ライジンクールなど別フレーバーも出していたブランドですし今回の新しいライジンのフレーバーも甘さを強くしてややとろみを出すなど、他のエナジードリンクも研究している感じがしましたし、もしかしてこれから大正製薬が面白いことをする可能性もあるかも?
日本のその他メーカーがいつもやる『最初だけ頑張ってあとは売り場に置くだけ』というのが(特にマニアにはw)支持されにくいことはわかっていると思うので今後のプロモーション等に期待したいですね。
エナジー・ドリン君の独自評価
- フレーバー

- 香り

- 重さ

- 爽やかさ

- モグモグ感

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