モンスターエナジー ウルトラパラダイス(日本)

2020年6月30日発売、日本のモンスターエナジー新作ウルトラパラダイス。
2019年アメリカで発売されその後オーストラリアを皮切りに続々とヨーロッパ各国で販売がスタートしたカロリーゼロ、シュガーゼロのゼロゼロ系エナジードリンクです。
著者:エナジー・ドリン君
2001年頃、在米時にダンスシーンを通じてエナジードリンクに出会い感動。 帰国後日本ではネタ飲料扱いだったエナジードリンクの本当の魅力を伝えるために2013年総合サイトを開設。 エナジードリンクマニアとして改めてエナジードリンクを真剣に飲み始め、各国で狩りをして飲み集めたコレクションは世界8,000種類以上。 メディア取材を受ける評論家や専門家としても活動中。
モンスターエナジー ウルトラパラダイス(日本)の味

中身は黄緑色の缶のイメージそのまま、落ち着いたライムグリーンがキレイですね。グラスに注ぐと甘酸っぱいフルーティーな香りが漂います。
口に含むとキウイの甘酸っぱく爽やかな風味が広がり、すっきり薄味ではなくしっかりした旨味が感じられて驚きました。
まろやかな甘味と香りにはゼロゼロ仕様とは思えない存在感があり、そこにキウイの酸味がアクセントになって飲みごたえのあるフルーティーな味わいに仕上がっています。
薄っすら残る後味と香りの余韻により、何気なく飲んでいるとゼロゼロ系エナジードリンクであることを忘れてしまいます。カロリーゼロ・シュガーゼロと知らずに飲んだら気づかない人がほとんどでしょうね(^_^;)
人工甘味料の安っぽい甘味と雑味は皆無。さらにウルトラシリーズ特有の風味でゼロ感を誤魔化すこともなく秀逸。また甘酸っぱいフルーティーな味と香りには満足感も感じられ、ほぼ完璧な出来と言っても良いでしょう。

夏発売の新商品ということで氷をたっぷり入れて飲んでみましたが、それでもキウイのまろやかな甘味が飛ぶことなく楽しめました。真夏の炎天下、一気に喉を潤すのに最適なフレーバーですね。
キウイの果実感・果肉感までは再現されていないものの、夏直前にリリースされた商品として見るとリアルな果汁系商品よりも今回のウルトラパラダイスのような爽やかでそこそこ飲みごたえのあるフレーバーがぴったりかもしれません。
モンスターエナジー ウルトラパラダイス(日本)のエナジー成分

カフェイン142mg、アルギニン188mg、高麗人参291mg、カルニチン102mg、ガラナなどを配合。
モンスターエナジー ウルトラパラダイス(日本)のデザイン
本家アメリカと同じデザイン。缶表面はウルトラシリーズ共通のザラザラした手触りとシルバーで描かれたデザインが特徴的です。

ビーチと足跡、遠くに山やヤシの木などがあり南国の静かな海をイメージさせます。

反対側には山の後ろから太陽が顔を出す様子も。まさに楽園。
この日本版ウルトラパラダイスのデザイン、実は355mlのスリムな缶のため本来あるデザインがカットされて見えないんです。というわけで本家アメリカとの飲み比べも交えて本来のデザインも見ていきましょう。
モンスターエナジー ウルトラパラダイス飲み比べと各国デザインチェック
左から日本、アメリカ、オーストラリアです。今回はこの3カ国のウルトラパラダイスを用意しました。

355ml、473ml、500mlで各国サイズが違い、味もデザインも若干異なります。それでは飲み比べしていきましょう。
味の比較

本家アメリカのウルトラパラダイスは日本と比較すると、フルーティーな甘味は控えめであっさりしていて飲みごたえという点では劣ります。アメリカ版は元々さっぱりしたフレーバーなのでこの甘味の差は好みが分かれそうです。
オーストラリア版はこの3つの中で最も薄い色をしていますが香りはどれよりも強く、飲む前からテンションが上がるタイプ。味はアメリカ版よりもしっかりした甘酸っぱさが感じられ、日本版ウルトラパラダイスに近い風味に仕上げています。
そして2つを飲んで改めて日本版のウルトラパラダイスを飲むと、日本版が一番みずみずしく旨味があり飲みごたえがありました。個人的に日本のウルトラパラダイスが一番好きです。
デザインの比較

基本的なデザインはどれも同じですが、オーストラリアはモンスターエナジーのロゴと上にあるヤシの木が重なってしまうためか、葉が強風になびいているような形に変更されています。幹も短くなっていますよね。国によってこのような違いがいくつも見られます。
そして日本のウルトラパラダイスには描ききれなかったのが右側にいる水着をくわえた南国の鳥オオハシです。

日本版のデザインではオオハシが完全に切れてしまい存在すら感じることができないのは残念ですね・・・。

ちなみに裏面を見ると右のオーストラリア版には大きく翼を広げたオウムのような鳥がいることがわかります。(写真だとわかりにくいですね・・・)
拡大するとこんな感じ。

アメリカ版にも日本版にも描かれているものの、これが翼を広げた鳥なのかどうか確認はできませんでした。このように味の違いやデザインの細かな違いなど比較してみると面白いですね。
今回は日本を含め3カ国で飲み比べしてみましたが、個人的に日本のウルトラパラダイスが最も美味しく完成度が高いと感じました。カロリーや糖質を気にする人向けに国内では最高の1本となり得るでしょう。
ウルトラパラダイスの回収騒ぎと再販
国内ニュースでもお伝えしたとおり、日本で販売していたウルトラパラダイスの着色料の表記が間違っていたということで、2020年12月8日から回収されて店頭からなくなってしまいました。

日本版のウルトラパラダイスは「黄色4号、青色1号」が入っており、このように記載しなければいけませんでしたが、上の写真のように「黄色5号、青色1号」と記載されていました。この「黄色5号、青色1号」はアメリカの商品の着色料表記をそのまま日本語に変えただけの状態で載せてしまったようです。
回収されて店頭からなくなってしまうとネットでは「ウルトラパラダイスがなくなった、買えない」などの投稿が目立っていました。
そして2021年4月20日、ようやくパッケージリニューアルと同時に再販されました。

デザインはアメリカをはじめ海外で続々とリニューアルされている「ZERO SUGAR」が缶上部に表示されたものになりました。

裏面の成分表示部分にも正しい着色料に変更されています。もともと中身に問題はなく単なる誤記載だったため、中身の内容は再販前と変わりありません。
着色料の表記が間違っていたウルトラパラダイスは廃棄されずに、正しい栄養成分表示に修正されたシールが貼られてサンプリングで配られました。

よく見るとシールの段差が見えると思います。一度回収したものは再入荷できないようなので苦肉の策といったところでしょうか。
エナジー・ドリン君の独自評価
- フレーバー

- 香り

- 重さ

- 爽やかさ

- モグモグ感

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みんなのモンスターエナジー ウルトラパラダイス(日本)の味・成分の感想・評価
★
ウリ系の味が強くて個人的には飲みにくかった。
★★★
常温で飲んだらキウイが喉に来る
★★★
キウイ!という感じではなくキウイ?という感じの味です。つまり、そんなにキウイの主張が強くない。「ゼロゼロ」ですが、舌残りが少なく案外さらっと飲めます。舌残りが気になる人でも飲めそうな一本です。
★★★★★
これ、日本に来てるモンスターの中でトップレベルに好き!
キウイとリンゴ?の香りがふんわり鼻に入ってきて、比較的優しい味でと中くらいの強さの炭酸を味わえる。
激しさをあまり感じない、でもただのフルーツフレーバーとはならず独自性を感じる、まさにビーチなんかでゆったり飲むような雰囲気に浸れちゃうんだよね〜
