モンスターエナジーリッパー
2025年7月1日発売、モンスターエナジーリッパーのレビューです。本家アメリカで発売された同フレーバーよりも果汁が3%多い23%で登場です。
2014年にアメリカで登場した「JUICE MONSTER RIPPER」は既に終売していて、よくある「日本上陸」という宣伝文句よりも、「日本での復刻」という表現のほうが、当時アメリカで飲んでいた人たちにはしっくりくるはず。
あの頃のリッパーがまた日本で飲める!?
それでは日本仕様の果汁23%になったモンスターエナジーリッパーを詳しくレビューしていきます。
モンスターエナジーリッパーの基本情報
メーカー | モンスターエナジー |
---|---|
製造国 | 日本 |
価格(購入時) | 203 JPY |
味 | パイナップル |
総合評価 | ★★★☆☆ |
著者:エナジー・ドリン君
2001年頃、在米時にダンスシーンを通じてエナジードリンクに出会い感動。 帰国後日本ではネタ飲料扱いだったエナジードリンクの本当の魅力を伝えるために2013年総合サイトを開設。 エナジードリンクマニアとして改めてエナジードリンクを真剣に飲み始め、各国で狩りをして飲み集めたコレクションは世界8,000種類以上。 メディア取材を受ける評論家や専門家としても活動中。
モンスターエナジーリッパーの味
開栓するとパイナップルの甘い香りにグアバやパッションフルーツを感じる南国フルーツミックスの香りが吹き出します。では飲んでみましょう。
口に含むと甘酸っぱいパイナップルをメインフレーバーとしてパパイヤ、パッションフルーツ、グアバなどのトロピカルフルーツミックスフレーバーが広がります。
口当たりは軽やかで果汁23%配合の印象よりもかなりあっさりした味わい。
夏向けのトロピカルフルーツフレーバーとして355mlを一気飲みできる、軽やかな喉越しを意識した日本仕様のレシピと思われます。
飲みやすさの一方で、果肉の繊維感は感じられず、濃密でジューシーな味わいや舌触りは不足している印象です。そして果肉感を演出するための香料が弱いかな。
本家アメリカ版でもそうでしたがモンスターエナジーリッパーは酸味を際立たせた味ではなく甘いパイナップル風味を軸としたフレーバーなんです。
そのため、もともとリッパーは口に残る果実感の持続時間――いわゆる「満足感」を実感しやすい酸味の演出が限られるフレーバーでした。加えて、日本版リッパーは控えめな香料によりリッパー特有の弱い酸味と相まって果汁23%という数字よりも控えめな味に感じるのは当然と言えます。
そのため無果汁でも再現できそうな軽く柔らかな飲み心地に拍子抜けする人も少なくないかもしれません。(当時海外でリッパーを飲んだ経験がある方は尚更)
そんな日本版モンスターエナジーリッパーはたっぷり氷を入れて飲むのがおすすめです。
清涼感が増してパイナップルの甘味が軽やかになり、フレッシュなパイナップルフレーバーを楽しむことができます。
氷入りにすれば微炭酸の軽やかな刺激も相まって爽やかな夏向けのパイナップル系トロピカルフルーツフレーバーの完成です。リッパーの味が物足りないと感じた方はぜひ氷入りで飲んでみてください。
モンスターエナジーリッパーのエナジー成分
カフェイン142mg、アルギニン188mg、高麗人参291mg、カルニチン11mg配合。
果汁23%の内訳はりんご、パッションフルーツ、パイナップル、グアバ、オレンジ、レモンと種類豊富に含まれています。
モンスターエナジーリッパーのデザイン
黄色一色でパイナップルベースのトロピカルフルーツフレーバーを彷彿とさせる外観です。
缶全体にはザラザラした手触りの加工が施され、色の濃淡でデザインが描かれています。この外観は10年前に海外で発売されたリッパーを体験した人たちにとって、ノスタルジックな記憶を呼び起こすデザインと感じられるかもしれません。
ドリン君は夏のアメリカ・カナダで飲んだリッパーを思い出しました。懐かしい・・・。
裏面にはモンスターエナジーらしいエナジーポエムが書かれています。
缶にフレーバー名は明記されていませんが、このエナジーポエムを読むと南国ハワイのトロピカルフルーツフレーバーを想像できるはずです。
モンスターエナジーリッパーの変遷
アメリカと日本のデザイン
こちらは2014年に発売されたアメリカ版のモンスターエナジーリッパーです。
デザイン、カラーはほぼ完璧な状態で日本版として復刻した印象ですね。2025年の日本で、10年前北米で飲んでいたこの黄色いリッパーが誕生すると誰が想像したでしょう!?
M-80からリッパーへの変遷
そしてこの黄色一色のモンスターエナジーリッパーへリニューアルされる前の商品がこちら、果汁が80%も含まれていた「MONSTER ENERGY M-80」です。
時系列で言うと、北米で「MONSTER ENERGY M-80(写真左)」がリニューアルされて登場したのが「MONSTER ENERGY RIPPER(写真中央)」。そして2025年には日本で復刻(写真右)されました。これが現在までのリッパーの変化の大まかな流れです。
この黄色一色のモンスターエナジーリッパーは、M-80に比べてモンスターエナジーらしいデザインの魅力が薄れてしまったこともあり、当時はあまり評判が良くありませんでした。しかし今こうして日本で復刻するとアメリカで飲んだ「あの頃のモンスターエナジー」を思い出して懐かしく感じられるから不思議です。
ヨーロッパで発売されていた商品名「リッパー」が北米で使われるようになった
「モンスターエナジーリッパー」はもともとヨーロッパで発売されていた商品名でした。
その当時のヨーロッパで発売されていた「MONSTER ENERGY RIPPER」がこちらです。473ml缶の北米製品と500ml缶のヨーロッパ製品を並べるとこんな感じ。
商品名は違いますがどちらも中身は同じトロピカルフルーツフレーバーでした。
先にも書きましたが、MONSTER ENERGY M-80はもともと果汁80%という超高濃度の果汁配合が商品名「M-80」の由来でしたが、実は徐々に果汁配合量が減っていき最終的に果汁30%に、そして2014年にリッパーへリニューアルしたときには果汁20%まで落ちてしまいます。
既に商品名の意味をなさなくなっていた「M-80」を、2014年のリニューアルを機にヨーロッパのMONSTER ENERGY RIPPERに合わせたと考えられます。
モンスターエナジーリッパーの歴史に少し触れてみました。
現在モンスターエナジーリッパーはイギリスなど僅かな国で販売されているようですが、本国アメリカを含めほとんどの国で終売に。これがまさか今日本で「新商品」として復活するとは誰も想像していなかったでしょう。
まさかの復活となったモンスターエナジーリッパー。昔からのファンも、初めて飲む方も、暑い日にこそたっぷりの氷を入れて夏らしいすっきりとしたパイナップル&トロピカルフルーツフレーバーをぜひ味わってみてください。
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エナジー・ドリン君の独自評価
- フレーバー
- 香り
- 重さ
- 爽やかさ
- モグモグ感
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みんなのモンスターエナジーリッパーの味・成分の感想・評価
★★★★
ヨーロッパのを飲んだことがあります。
確かにあっさりめにになっていますが、リッパーの美味しさはじゅうぶん楽しめると思います。
箱で買ってよかった。(500mlで飲みたい)
★★★★★
思ってたよりも口当たりが軽くてビックリ!
それでも満足感を感じることが出来て美味しかった????
あと、エナジードリン君さんのこの記事の成分に関してなのですが、3.55倍ではなく3.35倍になってしまっていると思います、、、

>energy_50910さん
ご指摘ありがとうございます。
確かに3.35倍で打ち込んでいました。正しくはご指摘いただいた通り、3.55倍です。こちらを修正しました。ありがとうございました!