ZONe Utopia
サントリーの「デジタルパフォーマンスエナジー」オタクシーン向けエナジードリンク、ZONeの5フレーバー目である「ZONe Utopia」が2021年2月16日に発売。今回は果汁17%配合のジュースエナジーです。
このピンク色のグラーデーションカラーで中身は一体どんな味なのでしょうか!?飲み比べもして細かく味を見ていきます。
メーカー | サントリー |
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製造国 | 日本 |
価格 | 185円 |
味 | トロピカルフルーツ(甘味) |
甘いトロピカルフルーツフレーバー
開栓するとピーチ、パイン、オレンジなどのフルーティーな香りが広がります。中身は果汁入りトロピカルフルーツを思わせるくすんだピンク色。あぁ、これは美味いの確定っぽい・・・。
口に含むとみずみずしく甘いトロピカルフルーツフレーバーです、これはヤバい!パイナップル、グアバ、アップル、ピーチ、バナナ、パパイヤなどの鮮やかでトロピカルな雰囲気がイメージできる王道のフルーティーな味わいで驚きの美味さ。
かすかに口に残る果実感、ふんわりと持続する香りも良く出来ていて爽やかなトロピカルフルーツの味わいが楽しめます。
明らかにモンスターエナジー パイプラインパンチを意識したトロピカルフルーツフレーバーには色々な意味で驚きです。正直どちらも同じレベルで美味しいのでトロピカルフルーツフレーバー好きの方、これまでパイプラインパンチをよく飲んでいた方はZONe Utopiaの完成度の高さに驚くはずです。
というわけで、ユートピアとパイプラインパンチを飲み比べてみましょう。
ZONeユートピア vs パイプラインパンチ
左がZONeユートピア、右がモンスターエナジーパイプラインパンチです。まずはパイプラインパンチから飲んでみます。味・香りにどんな違いがあるのか比べるのが楽しみです((o(´∀`)o))
どちらもトロピカルフルーツミックスフレーバーとして完成度が高いですが、パイプラインパンチのほうが濃厚な果実感と甘味、香りが口に残り続け持続します。さすが果汁系エナジードリンクのキングです。
ZONeユートピアもしっかり果実感のある味ですが飲み比べるてわかるのはパイプラインパンチよりも軽くまろやかで口に残りにくいこと。
配合果汁はZONeユートピアのほうが僅かに多いものの、パイプラインパンチのほうがZONeユートピアより1.5倍くらい濃くてずっしり滑らかなフルーツの舌触りが楽しめます。逆に言えばZONeユートピアは満足感のある果実感を楽しみつつ、長時間口に残りすぎないので飲みやすく感じる人が多いんじゃないかなと。
とは言え飲み比べなければどっちもどっち、同じような味という感想が多いと思います。
ZONeユートピアは明らかにバカ売れ大ヒット商品であるパイプラインパンチに真正面から対抗してきた感じですね。果汁も意識したのか多めの17%にしたり、同価格帯で500ml大容量だったり、モンスターエナジーに揺さぶりを掛けているかのように見えます。難点はこの缶カラーでトロピカルフルーツフレーバーを想像しにくいところでしょうか。
ZONe Utopiaのエナジー成分
カフェイン75mg、アルギニン500mg配合。含まれるカフェイン量は非常に少ない(レッドブル250ml缶よりも少ない)のでZONe Utopiaだけでカフェイン中毒になることはまず無理かなと。逆に言えばエナジードリンクらしい体感できるような効果は期待できないとも言えますね。
果汁17%の内訳はりんご、もも、オレンジ。
それよりも糖質78g配合に驚きました。ZONeエナジードリンクシリーズはどれも65g前後と比較的糖質多めでしたが、ZONe Utopiaはそれを軽く上回る量。カフェイン量よりも糖質配合量のほうが気になりますよね。ZONe シリーズは量も多いし、ZONeユートピアは糖質の摂り過ぎに注意すべきエナジードリンクの筆頭です。
ちなみに海外にはZONeユートピアを軽く超える最強糖質エナジードリンクのSTINGシリーズがあります。以前サントリーから日本の自販機限定で発売されていた同シリーズのSTINGエナジードリンク GOLDは250ml缶2本分500ml換算すると96g配合になりました。これは凶器です。
個人的にエナジードリンクはカフェイン量よりも糖質量のほうが危険だと思っているので今回のZONeユートピアはカフェインが少ないからと言って甘く見ないほうがよいです。
ZONe Utopiaのデザイン
ピンクからライトブルーへとグラデーションする缶デザインは明るい色合いでどこか奇妙な雰囲気を感じさせますよね。商品名も「ユートピア」ですから不思議な印象、そして店頭でもこんな奇抜な色の500ml缶は目立ちます。
ZONe公式サイトにはまるで理想郷、ユートピアのイメージ画像とともにZONe Utopiaが描かれています。これを見るとピンクとライトブルーのグラデーションが表現する世界観も何となく伝わる気がします。缶単体で見ると意味不明なため、「この色で中身は何味なんだろう?」と思わせる効果も高そう。ZONeはツイッターなどネットでの人気も高いので「Utopia」という商品名とともに特にネタとして広がりやすいでしょう。
前作ZONe Unlimited ZEROに描かれていた数式は今回のユートピアではなくなりました。QRコード周辺の装飾も派手な雰囲気になっていますね。栄養成分表示近くにあるバーコードにも同様の装飾が加えられています。
ZONeお馴染みのブラックトップ。
缶カラーはカラフルなのになぜかシリーズ共通のブラックトップでまるで芸がないようにも見えてしまいます。特に今回のZONe Utopiaの色合いにブラックトップは明らかに浮きます。ブラックトップの無駄使いというか。ピンクトップ・ピンクタブのほうがより自然な感じがします。
ZONeは数量限定商品の新作発売でまわすのではなく定番商品を繰り出して店頭での存在感を急速に拡大してきました。
一方これまでのサントリーはエナジードリンクを出しては1年以内に終売にするメーカーだったこともあり、ZONeがここまで続くとは想像していませんでした。今後も新作を出してくるでしょう。国内トップシェアで最も人気のあるモンスターエナジーパイプラインパンチに喧嘩を売る形になったZONe Utopiaの次、今度は何が出てくるのか楽しみですね。
エナジー・ドリン君の独自評価
- フレーバー
- 香り
- 重さ
- 爽やかさ
- モグモグ感
ZONe Utopiaの関連エナジードリンク
- ZONe Utopia
- ZONe Unlimited ZERO
- ZONe DEEP DIVE
- ZONe FIREWALL
- ZONe エナジードリンク ver.1.0.0
- ZONe エナジードリンク β ver.0.8.5
みんなのZONe Utopiaの味・成分の感想・評価
★★★
パイプラインパンチの味によく似ていてうまい。でも500mlは多すぎて飲みきれないんだよね。ドリン君のレビューにあるように糖質も多いしユートピア買うならパイプラインパンチ買うかな。ZONEはとりあえず多すぎ。
★★★★
ZONeユートピアのネーミングからトロピカルフルーツのイメージがわかなくてただの厨二エナジードリンクなの草。味は美味しい。
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この記事を書いた人:エナジー・ドリン君
アメリカに住んでいた2002年頃エナジードリンクと出会いました。日本でエナジードリンクの立ち位置がキモネタ系だったことに疑問を感じ、2013年サイト立ち上げ。
サイト立ち上げによりエナジードリンクマニアとして改めてエナジードリンクを集め始めコレクションは世界各国から5,000種類以上、レビューは随時サイトにアップしています。
現在は日本在住、エナジードリンクを求め毎年海外へ飛び回るエナジードリンクトラベラーでもあります。
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